今、思うこと、文字にしておきたいこと、備忘録です。

#0055-20230115 ジャンル
その昔は、レコードマンスリーなる雑誌をレコード店で無料で頂けたものである。
「洋楽クラシック」「洋楽ポピュラー」「邦楽」に分けて、その中でジャンル毎に新譜レコードを紹介する雑誌だが、今のように細かなジャンル分けではなかったと記憶している。ちなみに、現在、ポピュラー音楽のジャンルに限っても150以上はあると言われている。
例えば、今のジャンルで「ミクスチャー・ロック(Mixture Rock)」がある。
「ミクスチャー・ロック(Mixture Rock)」とは、ミクスチャー(mixture)には混ぜ合わせるの意味があるが、このミクスチャー・ロック、不特定の色々な要素が混ぜ合わさったとまでのことは指さず、ラップやヒップホップの要素が混ぜ合わさったロックをいう和製英語とのこと。
そんな定義をするから、混ぜ合わせ方によりまた新たなジャンルで、なんという話になるのだろう。
そもそも、音楽は絶えず他からの影響を受けるものだから、その意味では常に混ぜ合わさってしまうと思うのはひねくれているだろうか。
#0054-20220321 my girl friends(revised edition W)
可愛い娘達の紹介、改訂版W。
candy ・・・・・ 上品な魅惑、絶世の美人 (F/Custom Classic)
elis ・・・・・・・ 赤毛、オールラウンド派 (O/ Custom Elite)
esther・・・・・ その美貌 nice american (E/ Emperor ML)
jeanne ・・・・ 良妻タイプ、堅気 (F/ JB-S1SW)
joan ・・・・・・ この娘ならではの孤高の美 (G/ J-160E)
liz ・・・・・・・・ 派手好き、12colors (O/ Custom Legend)
lucy ・・・・・ この娘も赤毛、繊細でもあり強気でもあり (G/ LP-S-DC)
olive ・・・・・・ 気品と華やかさ、大人の色気 (M/ 000-42)
ruby ・・・・・・ 美のはじまりにして完成形 (R/ 360-12C63)
vera ・・・・・・ 木訥、溢れる想い (F/ American Vintage CT)
yilia ・・・・・・ 美の基本形、素顔美人 (Y/NCX3C)
#0053-20211006 横並び
コロナ禍で強制されなくても自粛する日本人を、良い意味での横並び意識が働いている、と言われるが、ノーベル賞を米国籍の日本人が受賞すると、日本の横並び社会にいたら受賞しなかっただろう、と言われる。
それが日本人の特徴なら、悪いところを悲観するより良いところを大切にしたらと思う。
#0052-20201221 Gibson / J-160E
この娘、我が家ではjoanと呼ばれてるが、
だいぶ変わり者であるのは間違いない。
全く装飾を施さず、弦の音を愚直に増幅している。
つまり、アコースティックギターに通常あるふくよかさや煌めきはなく、胴はひたすら音量を増す為だけにある。
言ってみれば、イコライジングでどこかを強調したり補正したり隠したり、そんな調整を全くしていないような音、弦一直線の音である。
外見も、一見普通のギターのようだが、中央に何気なく黒いピックアップが埋め込まれている。
ただ、それだけならまだ普通のギターを装えそうなのだが、フランケンシュタインの首のボルトのように、ボディ正面にボリュームとトーンのつまみがあって、これで、イカガワシイ電気製品であることが露見している。
おそらく制作の意図は、
「 ピックアップで音を拾うことが予定されてるのだけど
ハウリングの発生は避けたいから、
余計な能力はむしろ削り取ってかまわず、
まずは忠実に原音を出力してくれ 」
というところなのだろう。
それにしてもあまりに潔すぎる。
例えて言えば、ひたすらスッキリとした飲み心地を要求され、
可能な限り不純物を含まない、
だからといって、蒸留酒ではなく醸造酒。
その結果、出来上がった不思議な清酒といったところ。
#0051-20200614 無題
前回の更新から早くも一年近く過ぎてしまいそう。
還暦を過ぎれば穏やかにスローダウンできるのかと想像していたが、全く予想外に色々なことが盛沢山に起きる日々。今年こそはと期待した2020年も新たなスタートのつもりがコロナ禍にも大きく飲み込まれ、とっても不思議な毎日が過ぎている。
どだい明日のことは分かりはしないのだから、むしろ精一杯に自分らしく暮らそうと心掛けるさ。
#0050-20190721 my girl friends(revised edition V)
可愛い娘達の紹介、改訂版V。
candy ・・・・・ 上品な魅惑、絶世の美人 (F/Custom Classic)
elis ・・・・・・・ 赤毛、オールラウンド派 (O/ Custom Elite)
esther・・・・・ その美貌 nice american (E/ Emperor ML)
jeanne ・・・・ 良妻タイプ、堅気 (F/ JB-S1SW)
joan ・・・・・・ この娘ならではの孤高の美 (G/ J-160E)
liz ・・・・・・・・ 派手好き、12colors (O/ Custom Legend)
lucy ・・・・・ この娘も赤毛、繊細でもあり強気でもあり (G/ LP-S-DC)
olive ・・・・・・ 気品と華やかさ、大人の色気 (M/ 000-42)
ruby ・・・・・・ 美のはじまりにして完成形 (R/ 360-12C63)
vera ・・・・・・ 木訥、溢れる想い (F/ American Vintage CT)
#0049-20190102 再びEC
隠さずに過去をさらけ出すのは本人の意思なのか、商売になると考えた周りなのかとも思ったが、やはり気になって、映画「12小節の人生」を見て、自叙伝の本も手にした。
成功の裏に大きな失敗があったのは事実で、何度も襲われたどん底から長い時間をかけて立ち直ってきた。
女性遍歴や愛息の事故死もが名曲の源泉になっているのは、なんとも言いようのない気もするが、人工的に乱造されるラブソングよりもはるかに伝わるものだろう。
人生、なかなか難しい。

#0048-20190101 今思うこと
歳を重ねれば自然に穏やかな生活になるのだろうと思っていたが、どうやら隠やかな生活になる前に公私を問わずにすべきことが沢山あった。
こだわっているからかもしれない。時間に流され押し出されるのは性分として許せないからかもしれない。
できること、できないこと、すべきこと等々、少なくとも構想を練り、実現に向けて進んでいたい。

#0047-20171117 盟友帰還
盟友が高熱で緊急入院、大動脈弁閉鎖不全で緊急の大手術。入院中更に動脈瘤の手術もし、そして更に多発性骨髄腫の疑いも。
大変なその時、自分から何ひとつしてあげられることがない。気の利いた言葉もかけられず、もどかしい。
傍にいるのが精一杯。それとて見舞客への遠慮も必要。実にもどかしい。
しかし友は耐えに耐えて退院した。医師から退院後も気は抜けぬと告げられ、でも微笑んで。
今、頼もしい友を感謝と共に受け止めている。

#0046-20160514 還暦ライブ
また一つ仲間の還暦ライブがあった。
長い付き合いがあってその日を迎え、これで一連の還暦祝いも完了かと思う。
無事に祝えたこと、その場に参加できたことに感謝である。

#0045-20151212 尊厳と傲慢
生命体で唯一自殺できるのが人間。
つまり、命の管理まで任されている。
だから、人間が他の生命体や環境に対して
傲慢になってはいけない。

#0044-20150812 レコードプレーヤー
久しく手入れをしていなかったPD444を稼働できるようにした。
デジタル家電に囲まれた今となっては、カートリッジの選択とトーンアームの調整、その手間のかかり具合、調整箇所の多さは相当なもの。
今のデジタルオーディオで音が出ないなど考えられないが、アナログの世界では簡単に起きること。
しかし、ひとたび正常稼働するとその素晴らしさは絶品。
アナログはよく音の暖かさを言われるが、音に密度の濃さを感じる。
今のデジタルは優れているがやはり作り物感が強い。
アナログ再認識、再評価である。

#0043-20150802 分相応
7月18日、仲間の還暦祝ライブに参加した。
約半年の間リハを続けてきた。
そして、リハでは少し無理をすれば成功する技も生まれたが、
そんなレベルで本番をやりたくない。
己を知って紡ぎ出した分相応の技で勝負したい。
そこに最も自分らしさがあり、
人にも伝わるものがあると信じている。
#0042-20150101 my girl friends(revised edition U)
可愛い娘達の紹介、改訂版U。
candy ・・・・・ 上品な魅惑、絶世の美人 (F/Custom Classic)
elis ・・・・・・・ 赤毛、オールラウンド派 (O/ Custom Elite)
esther・・・・・ その美貌 nice american (E/ Emperor ML)
jeanne ・・・・ 良妻タイプ、堅気 (F/ JB-S1SW)
liz ・・・・・・・・ 派手好き、12colors (O/ Custom Legend)
lucy ・・・・・ この娘も赤毛、繊細でもあり強気でもあり (G/ LP-S-DC)
olive ・・・・・・ 気品と華やかさ、大人の色気 (M/ 000-42)
ruby ・・・・・・ 美のはじまりにして完成形 (R/ 360-12C63)
vera ・・・・・・ 木訥、溢れる想い (F/ American Vintage CT)

#0041-20141120 功罪
スティーブ・ジョブスは我々を幸せにしたのだろうか。
何度もショーウィンドゥ越しにながめ、お金を貯めて手に入ったワクワクを今は知らなくなった。 画面を触っただけで届いた物を、人はどれだけ大事にするのだろう。
終末への近道を教えてくれたのでは・・・

#0040-20140228 EC
初来日初日の武道館で感激してから40年が過ぎ、ツアー最終日の武道館に行った。
お洒落な人だからきっと素敵な枯れ方をしていると期待したが、残念だった。
40年前は憧れの人だった。何度失敗してもしっかり立ち直る人だった。
しかし、とうとう分かりやすい反面教師になっていた。
年を重ねるのは難しい。

#0039-20131121 Paul
71歳でもアイドル。
これぞエンターテイメント。
ジョージからもらったウクレレでSomething
溢れる才能。されど、ジョンあってのポール。

#0038-20130616 repertoire
久々に演奏曲を確認した。
全部で131曲になっていた。
どの曲も自分なりに工夫した結果であり、大事な曲ばかり。
前回も書いているように、この子達を引っ提げて喜ばれる演奏、これが自分の肝である。

#0037-20121221 COOL 60
還暦を迎えた。
色々な人に支えられあっという間の60年。
その節目にライブ「COOL 60 live」を行ったところ大勢の方が来て下さり、また今日は望外のプレゼントを倅からもらった。
自分が社会に貢献できるのは音楽しかない。自己満足でなく喜ばれる演奏に励みたい。

#0036-20100320 GOOD NEWS
ここのところ、随分と演奏する機会に恵まれた日々を過ごしてきた。
これまで、曲目と演奏スタイルの意図は良かったと思うが、反面、面白くないと良い演奏と言えないような、考え過ぎの傾向になっていた。
そして、これでは、伝えたいと思っていたものが伝わらなくなる。
自分は何をしたいのか。
ふりかえり・・・
音楽のヌクモリを届けたい。
そこで、原点に戻り、バンド名も変えて、シンプルだけどカッコ良い、小気味良い演奏に帰ることにした。
この路線で安定すれば将来が楽しみ。

#0035-20091017 加藤和彦
音楽人生で大変に影響を受けた人である。
例えば、全く忘れ去られた歌を掘り出し、軽妙に歌う。そのアイディアに驚かされた。
その手法は、ブラームスにハイドンの主題による変奏曲があるように、決して加藤の発明ではないが、選ぶ曲とその軽快さは衝撃的で、ビートルズが他人の曲を歌う比ではない。
なのに、惜しい人である。

#0034-20090524 Band
互いの役割と能力を認めるが、求めても無理な時はバッサリと諦められる関係、そして、バンドとして作り上げれた演奏で満足する、それがバンド。
セッションは相手に求めるものが得られなければ成り立たない。
だから、純粋に自分の求める演奏をしたいならセッションなのだろう。
つまり、資金さえあればできるのがセッションか。
メンバーの絆がなければ成り立たないのがバンド。
この絆は金では買えない。
メンバーが休んだり調整ができない時も、メンバーを入れ替えたり増やしたくない。
何かと不自由なところがバンドの絆を育てる栄養だから。
バンドで知り合った奴との絆は深い。
見栄を張る気にすらならない。
互いの損得を越えた運命共同体を経験したから。

#0033-20090101 ROCK
それは究極「粗野」であることを是とする音楽。
粗野であれば演奏技術が不要だとは言わない。
しかし、音楽の精度至上主義に陥らず、粗野を良しとし、
粗野であるがゆえに込められる「心」がある。
それが、 ROCK!
#0032-20090101 音楽がすべて、じゃない
「自分にとっては音楽がすべて」 そう言って音楽中心の人生を進む人がいる
たまたま自分が生まれる前から音楽があっただけでしょ
音楽より生き方だよ

#0031-20081207 星座
この秋は、ジョイントライブあり、定例でお世話になっているライブありで、良い緊張感が続いている。
久しぶりに会う音楽仲間。
皆変わらずに元気な気がしたし、少し丸くなったか、と。
それでも、それぞれ基本の立ち位置は変わらない。優しい奴、うるさい奴、可愛い奴、怖い奴に煙い奴。臭い奴まで。
それで良い。
皆がその位置にいるから影響も受けたし、自分は違うとも思えたのだから。

#0030-20080817 my girl friends(revised edition)
ニューフェイスを迎えたので改訂。
susan ・・・・・ 実は日本人、素直で健気 (F/ ST54-95LS)
elis ・・・・・・・ 赤毛、オールラウンド派 (O/ Custom Elite)
esther・・・・・ その美貌 nice american (E/ Emperor ML)
liz ・・・・・・・・ 派手好き、12colors (O/ Custom Legend)
lucy ・・・・・ この娘も赤毛、繊細でもあり強気でもあり (G/ LP-S-DC)
doris ・・・・・・ ゴージャズ、大人の色気 (M/ D-45)
jeanne ・・・・ 良妻タイプ、堅気 (F/ JB-S1SW)
candy ・・・・・ 上品な魅惑、絶世の美人 (F/
Custom Classic)

#0029-20080630 ライブにて
久々、ライブに参加した。
場を与えられて、有難い。
そして、今回はほぼすべてを新曲で臨んだ。
曲は衆目に晒すことで熟成する。
これが本番の重み。

#0028-20080505 勇気
辞書によると、英語で「勇気」は courage というが、一方で「弱気」という単語は見当たらない。そして、「弱気を出す」は、lose
courage という。つまり、勇気を失ってしまうのが弱気という。「強」を失うと「普通」になるのでなく「弱」であるとする。
勇気とは、結果を恐れずに行く意気をいうから、その気持ちを失うのであれば、「待ち」も含めて弱気の部類になる。
しかし、世に「待ち」姿勢の如何に多いことか。
責任を恐れ、批判を恐れ、自分が可愛いのか。
「求めよ、さらば与えられん。」ではないか。動かずにどうする。
進めば得られるものは沢山あるだろうし、試行錯誤が新発見を導き出すのに。
失敗して人は学ぶという。待ちでは貴重な失敗すら出来ない。
勇気を維持したいものだ。

#0027-20080114 The Concert for Bangla Desh
The Concert for Bangla Desh は、1971年8月1日、バングラデシュの窮状を知ったGeorge
Harrison が開いた最初の大規模チャリティーコンサート。
訴えるものがあり、伝えるものがあり、そして感動。
ここに音楽の本質がある。

#0026-20071216 音楽って
音楽はコミュニケーションのツール。
ツールで何をするかって
人の考え
人の想い
を伝えたい。
そうして、メッセージは行き、メッセージは来る。
だからツールを上手に使い効率よく伝えたい。
だからツールを考えたり練習したり工夫したり。
しかし、 僕にはあくまでツール。

#0025-20071105 強がる弱さ、弱がる狡さ
強者は、偶然手に入った虚飾を身にまとい、俺は偉いと振舞うが、それこそ弱さの露呈。
弱者は、弱者であることが自己弁護の武器。
強いか弱いか、それを決めるのは誰か。
少なくとも、本人ではない。

#0024-20070916 ライブ
over the hill として何度目かのライブができた。
自分のレベルを自分では分からない。
しかし、はっきりしていることは、演奏する場を与えられていること。
そして、聴いてくれる仲間がいること。
今更、自己満足音楽はしたくない。
これから超絶テクニックが身につくとも思えないし、技術至上主義とも思わない。
楽しんでもらえる、これがすべて。
ライブに来て下さった方、気にして下さる方、そして、僕等を見守るすべての人に感謝したい。
#0023-20070301 濃縮
音楽のパートナーが病に倒れた。
あれよあれよの間に入院、手術となる。
本人は当惑しながらも底力を発揮して頑なに耐える。
回りは驚きの中、時は過ぎる。
1秒先のことすら分からない。
今更ながら将来を語る愚かさを思い知る。
明らかに自分の基準でものは動いてない。
だからといって、短絡的に今を楽しもうとは更々思わない。
今すべきことをもっと濃縮して生きていたい。
#0022-20070204 my girl friends
susan ・・・・・ 実は日本人、素直で健気 (F/
ST54-95LS)
elis ・・・・・・・ 赤毛、オールラウンド派 (O/ Custom
Elite)
esther・・・・・ その美貌 nice american (E/
Emperor ML)
liz ・・・・・・・・ 派手好き、12colors (O/ Custom
Legend)
lucy ・・・・・ この娘も赤毛、繊細でもあり強気でもあり (G/
LP-S-DC)
doris ・・・・・・ ゴージャズ、大人の色気 (M/
D-45)
jeanne ・・・・ 良妻タイプ、堅気 (F/
JB-S1SW)

#0021-20070107 兄の言葉
正月に、「僕らは幸せな時代を生きてきた。」と、昨年、死をも間近にする病を乗り越えた兄が言った。
その言葉に感動した。
自分を喜びをもって感謝して受け入れることが「幸せ」の極意。まさに、兄はそれを語っていた。
#0020-20061110 Joao Gilberto 最後の奇跡
昨日、なぜか「最後の奇跡」と銘打ったジョアン・ジルベルト、3回目の来日、東京公演最終日に行った。
2004年の時は、最終日に4時間近く、45曲も演奏したと聞いたが、今回は2時間少し。
ただ、7時開演が一向に始まらず、7時20分にやっと「アーティストがまだホテルを出ていません。しばらくお待ち下さい。」とのアナウンス。7時40分「アーティストが只今ホテルを出発しました。」とのアナウンスには場内拍手。7時50分になって「アーティストが到着しました。」と言われてやっと観客が席に着き始め、めでたく8時過ぎに演奏開始となった。
ベース音だけでの伴奏を入れたり、サンバ調のバッキングに合いの手の声を入れたりと、孤高の爺さん、工夫に怠りはない様子。「All
Of Me」のポルトガル語版まで聞かせてくれた。
前より枯れたようでもあるが、意欲に衰えはないのだろう。
あれだけ好き放題にやられると、かえって清々しい。
#0019-20061105 「正しい」とは
人にはそれぞれの価値観がある。
嗜好はもちろん、善悪まで異なって受け止める。
その意味では、人が、意識して悪をなす、罪を犯すことは以外に少ない気がする。
その人の価値観からなす行動が客観的に見れば罪になっているのではないか。
つまり、「自分は正しい」、それが罪のおこり。
だから、同じ罪を犯す一人として、他人が犯してくる罪に強靭でいたいと思う。
よく言えば、相手に悪気はないから。
新しいことを学ぶ時になぜ戸惑うのだろう。
自分の価値観、「自分は正しい」が通用しないからではないか。
スポーツなら基礎運動から、語学なら一つの文字から始まる。まず、いきなり試合をしたり、文章を書かせることはあり得ない。
むしろ、強制的に自分にない価値観を受け取らされる。
つまり、自分の全否定からはじまる。
しかし、この「正しくない」現実を享受することで人は学ぶのだろう。
#0018-20060920 lost-and-found
「医者は本当は治せないんです。元には戻せない。悪い所を取り去るだけなんです。」と医者自身がいう。
体のことだけではない気がする。
夫婦が子供を渇望した時に最も完璧な子供を想像し、現実に生まれると皆それぞれの限界を持つ子供であり、つまりは、成長して何かを得るとは、自分にできないことを切り捨てる行為でしかない。
自分の限界を認めるのは決して心地よくない、むしろ酷だ。
それでも、意識して「捨てる」潔さが「見出す」ことに通じるのではないか。

#0017-20060707 D−45
はじめての夏風邪、参った。
自分を奮い立たせる最善策にジェームス・テイラーのDVDを見た。何故か「O」のロゴが付くGuitar、目を引く。ギラつかず、でも煌びやかにカラフルな音、ボディの装飾も格別な輝き。
夢遊病者と化して御茶ノ水楽器街を彷徨、かのギターは
James A. Olson製であること、代理店はないので新品は直接輸入、中古は稀に80〜100くらいで出るか、と知る。
そこで、半分われに返った。
どうせ無理をするならD−45で勝負。
そして青い鳥を探す旅の末、製造から5年は経つものの無傷極上品D−45を発見。
めでたく風邪の特効薬を得た。
これからは病気に負けないようにしよう・・・か。
#0016-20060502 楽器達
ずっと気になっていた楽器の写真を取り直した。
周りが写り込んでしまうし、立体感は出ないし、楽器の写真は難しい。
太陽の位置を見ながらベランダで、そして屋内で。一つの楽器で5〜10カットは写したかな。楽器毎個性的な写真にするまでの表現力を持ち合せてないから、結局は僕の部屋で均質な写真となった。
出来上がった写真は平凡だけど、自分たちを大事にしてくれてると楽器が受け止めて、僕の技術以上に良い音を出してくれるのが、一番望むところ。

#0015-20060212 テーマソング
歌にであった。このサイトの気持ちが書かれている。
特に嬉しかったところは、
「 君のこころ ふさぐ時には
粋な粋な歌をうたい
君をのせて 夜の海を
渡る舟になろう
人の言葉 夢のむなしさ
どうせどうせ知った時には
君をのせて 夜の海を
渡る舟になろう 」
My Boat For You (君をのせて) より

#0014-20060101 音楽は何に効く
心底打ちのめされた時、僕は決して音楽で癒されない。むしろ、音楽を聞きたくもないし聞こえもしない。
昨年、道に迷ったと思う時、呼吸をするリズムすらにも嫌悪し、肺炎の時には音楽を聞く体力すら失っていた。
音楽なんてそんなものかもしれない。
でも、心底まで落ち込んでいない時、音楽はとても頼もしい。
それはつまり、音楽は治療薬ではなくて栄養剤だと言うことなのか。
今年は少しでも多くの栄養剤をもらいに行き、配って回ろう。

#0013-20051210 嘘は罪
嘘は罪である。
嘘は感じるべき自分の弱さを隠す。
だから、
嘘はつくまい。

#0012-20051016 コワレモノ 第二波
気に入ったPCとの毎日もつかの間、九月、バックアップ中に大暴走。大変皮肉なことにリカバリーするしかなくなった。
新しいPCへデータは総て乗り換えているとの過信から、古いバックアップデータを破棄していたのが悲劇を更に深刻なものにした。
凝り過ぎが払うツケは大きい。これに懲りて、シンプルな生き方を模索しようと思う。
それにしても、もう一月以上がたった。歴史の話、料理の話、そして写真、まだお預かりしたままである。
つまらぬ言い訳はやめ、アップデートが遅れた非礼を詫び、近々の再開を約して己を鼓舞することにする。

#0011-20050905 新曲
最近、古い曲ばかり歌いたくなる。1970年代は当り前、60、50、40 と遡り 1930年代も良い。
何が琴線に触れるのか。圧倒的にことば、歌詞である。
メロディの素晴らしさも勿論だが、歌詞が深い。作者が大事に納めた思い入れの欠片だけでも伝えられたらと思う。
ますます、自作が遠のく。

#0010-20050727 太く 短く
眼前の悦楽に浸っているより、信じる正論に溺れていたい。

#0009-20050720 野暮から野蛮へ
昔、人を殺すのに、せいぜい使っても石や刀。どちらにしても至近距離だから返り血は浴びるし、決して格好の良いものではない。人殺しという血生臭い野暮なことを人々は恥じた。
そして時はたち、そんな昔を人は野蛮だったというが、ボタンひとつ押すだけで大勢殺せる今の方が圧倒的に野蛮ではないか。

#0008-20050720 蜘蛛の糸
芥川の「
蜘蛛の糸」を久しぶりに読んだ。
この作品での極めの台詞は、自分の後からよじ登ってくる者に主人公が喚く、「こら、罪人ども。」。

#0007-20050522 コワレモノ
四月の上旬にそれまでの多忙でアップデートが滞り、次に自分が壊れ、最後にPCが壊れてゴールデンウイーク突入。ならば気に入ったPCを、LANの設定だ、家族全員のネットワークをと欲望の虜。
すっかり体力を落して、すぐに充電切れになる携帯電話のよう。これが加齢変化なのか。いや絶対それは認めないぞ。ただ頭が悪いだけさ。
そんな言い訳で、アップデートが遅れ大変失礼しておりましたが近々に再開します。
#0006-20050122 さるかに合戦と桃太郎
寺田寅彦のエッセイに「
さるかに合戦と桃太郎」という作品がある。学校の先生がお伽話を使って生徒に思想教育をしていることを題材にするもの。
いつの時代も人間は愚かしく懲りないようだ。
そして、上に進む為の技術を教える事が「教育」だという今となっては、更に愚かさに拍車がかかってしまった。
#0005-20050112 自己中心
保育園に抱き癖がつかぬようにと申し入れる親がいるという。抱き癖がつくと連れ帰った子供に手がかかり、自分の時間がとれないかららしい。
少子化のほうが子供を抱けない親が増えるよりましかもしれないが、今の少子化は更に一歩進んでいて、子供自体を欲しがらない程に自己中心が進んでいるのかもしれない。
つまりは、皆が子供のままでいたがっている、大事にされる抱かれる側にいたがっているということなのだろう。
#0004-20041204 月夜の散歩をして(
A MOONLIGHT
RAMBLE の改装にて)
音楽をこよなく愛してこのサイトを立ち上げ、かえってサイトの維持に時間を浪費して演奏練習の時間を失い、しかし、愛する音楽仲間のサイトを訪問することで音楽センスに開眼する。
#0003-20041114 Joao Gilberto
先日、ボサノバの元祖ジョアン・ジルベルトの東京公演2日目に行った。
開演時間が大幅に遅れることしばし、途中、演奏の合間にジルベルトが寝てしまったという噂も聞き、本人の希望でエアコンはストップとも言うボサノバの元祖である。
しかし、幸いにも60年代に名盤「GETZ/GILBERTO」の雷に打たれた僕にとって、今更なにも苦痛でない。
わずか15分遅れではじまった孤高の演奏、おそらく演奏者としての絶頂期は過ぎているのであろうが、しっかりとジルベルトの世界を堪能させてくれた。
自分のスタイルを持つことの大切さを感じた一夜だった。
#0002-20041107 進化
確か、アメーバのような生き物から始まって、もっとも進化したのが人間だと教えてもらって久しい。でも、人間以外の動植物は弱肉強食と言われながら共存共栄しているとも言われる。
はたして、理性・感情があるのは人間なのに、一番バランス感覚が退化していないだろうか。
#0001-20041107 進歩
祖父が「社会の進歩とは何をもって言うのか判らないものだ。変化することはあるが。」と言っていた。
それは祖父の時代だけでない、と今も僕は思う。